またまた日本の激安スマホ市場に新たなプレイヤーの参戦です。フランスのWikoが5インチのAndroidスマホ「TOMMY」を税別14,800円で投入です。激安スマホの雄FREETELの「Priori 4」などと比較しながらお買い得度を探っていきたいと思います。
これがフランス人のノリ?
Wikoはフランスの会社です。公式HPの会社概要には通常は会社変革や意識高そうな経営者の写真や資本金や連絡先などのお硬い感じの記述が並ぶものですが、WikoのHPの会社概要はなにかこう独特な雰囲気が(笑)
意識高そうな文句がたくさん並んでいます。フランス流?面白いので是非上のリンクから訪れてみてください。
なんと言いますか、私は嫌いじゃないです。TOMMYもポップな色使いで好感を持てます。ただ現状では唯一の商品ラインナップであるTOMMYには、その個性が反映されているとは言えませんので、是非これから個性的な商品を投入して欲しいと思います。
普通の激安Androidスマホ?Wiko「TOMMY」をFREETEL「Priori 4」などと比較
価格やスペック的にFREETELのPriori 4が最大のライバルだと思いますが、同じくFREETELのMIYABIも実勢価格が同レンジに落ちてきていますので並べてみました。
TOMMYに搭載されているSnapdragon210は従来の同SoCよりも多少強化されたMSM8908+というCPUが搭載されています。素のMSM8908(1.1GHz)のAnTuTuベンチマークの値が18000程度とのことですので、TOMMYは恐らく20000前後の値と推測されます。対するPriori 4に搭載されるMT6737のAnTuTuベンチマークの値は30000万前後とされており、パフォーマンス的にはPriori 4の方がよいと言えるでしょう。ただSnapdragon210でも特に不自由はないパフォーマンスではあります。
3Gの対応周波数ではBand6に対応していないようです。これはドコモのFOMAプラスエリアに対応していない事を意味しています。市街地ではBand1に対応していれば問題ありませんが、山間部では3G回線には繋がりにくいでしょう。ただLTEはプラチナバンドに対応していますし、このクラスでは珍しく、VoLTEに対応しているとのことです。VoLTEに対応していればLTE回線で通話ができますので、FOMAプラスエリアに対応していないのは特に気にする必要はないでしょう。
他にもバッテリー容量もPriori 4は大容量で、スペック的にTOMMYがPriori 4に勝てる部分はあまりありません。ボディのポップな色は他にはないものですので、細かいことは気にしないで「これ、おフランス製なんだぜ!」的なノリで買うのがWiko流でしょうか。
ただ、Priori 4やTOMMYの16GBのストレージは少々窮屈ですので、実勢価格が安くなっているMIYABIも良い選択だと思います。OSがAndroid5.1と1世代古いのが気になるかもしれませんが、5.1でも6でもそれほど違いはありません。
なんにしてもスマホの没個性化が進んでいますので、Wikoには個性溢れる商品展開を期待したいと思います。
ではまた!
Source : Wiko
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