「あれ?α6300出たばかりだよね?」と思って調べてみると今年の3月発売でした。α6300発売から僅か7ヶ月でAPS-Cのハイエンドミラーレス「α6500」登場です。早速α6300、α6000と比較してお買い得度を探ってみます。
発売前はちょっと懐疑的だったのですが、店頭で触ってみると感触が良くて凄く欲しくなりました。
ボディ内5軸手ブレ補正も凄いがバッファ強化に大注目
イメージセンサーは基本的に同じもののようです。AFもイメージセンサーに埋め込まれた像面位相差方式ですので自動的に同一となります。このあたりは既に行き着くところまで行ってしまっている感があるので充分です。
α6500はボディ内5軸手ブレ補正も「どのレンズでも手ブレ補正が効く」という事で大変重宝します。更にバッファが大幅に強化されているのも大注目だと思います。通常、連続連写可能枚数はRAWの場合は、その機種の最大連写速度で2~3秒くらいが相場です。実際α6300はそんな感じなのですが、α6500は5倍程度に大幅強化されています。RAWで10秒弱連写し続ける事ができます。
10秒も連写し続ける必要もないと思うかもしれませんが、サーキットなどでは次々とマシンが来ますので、1〜2台撮った後に次のマシンを撮ろうとするとバッファフルで撮れないなんてケースは非常に多いのです。この当たりのレスポンスに優れているカメラは使っていて気持ちが良いですね。
動画撮影は特に変更なし
動画関連は特に大きな変更はなさそうですが、5軸手ブレ補正の恩恵に預かれますので今までよりもより安定した動画が撮れるでしょう。また従来は手ブレ補正機能が内蔵されていないレンズの場合は手ブレ補正なしでの撮影となりましたが、ボディ側に手ブレ補正を内蔵しているα6500ではどのレンズを使用しても手ブレ補正が効きます。特に望遠レンズなどで動画撮影する時には心強いでしょう。
タッチパネルでのAFポイント変更は素晴らしい!
α6300までは意外にもタッチパネルに対応していませんでしたが、α6500は対応しています。しかもファインダーを覗いたままタッチパネルを親指でドラッグすることでAFポイントを移動することができます。これは便利!
サイズは正面からの投射面積はα6300やα6000と変わりませんが、厚みが4.5mmほど増えています。しかしこれはホールド性向上の為にグリップが大型化された分で、3面図を見る限り本体部分は変わらないようです。あの小さなボディに5軸手ブレ補正内蔵はインパクトがあります。重量は地味に重くなっています。ボディサイズが変化無しで重くなると数値以上に重く感じるかもしれませんね。
国内価格14万円程度です。α6300との価格差は絶妙ですが、個人的にはボディ内手ブレ補正はマストだと思いますので無理してでもα6500を選ぶべきだと思います。α6000は安すぎるのこれはこれでおすすめです。
α6500は買いか?
α6000シリーズは動体に対応できるミラーレスカメラであることを売りにしていますが、動体の場合は航空機にしろレーシングカーにしろスポーツ選手にしろ望遠で撮ることになると思います。ところが現在Eマウントには300mmまでしか望遠レンズがラインナップされていませんが、APS-Cで300mmということは35mm換算で450mm相当です。一眼レフでも35mmフルサイズで望遠を使う場合は100-400mmとかが一般的ですので、そういった意味では450mm相当と言うのは十分だと思います。ただ換算の望遠が稼げるというAPS-Cの良さを活かすためにもやはり400mmクラスのレンズが欲しいですよね。400mmであれば35mm換算で600mmになるわけです。
同価格帯にフルサイズのα7IIがあります。α7IIはスピードモデルではありませんが、フルサイズの画質という武器があります。APS-Cで換算の望遠を稼ぐか?フルサイズでトリミングするか?はいつも悩ましいところです。
ではまた!
Source : SONY CORPORATION OF AMERICA
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