今までキャリアからキャリアへNMPする場合は、乗り換えを決めた時にNMP予約番号を取得してすぐに次のキャリアと契約(NMP転入)していたので特に意識していなかったのですが、MVNOの場合はNMP予約番号を取得してから次のMVNOで手続きしてSIMが手元に届くまでに1週間程度かかるとされていますし、もしMVNOへNMP転入手続がNMP予約番号を取得した翌月になった場合にどうなるのだろうと疑問を感じたので157へ電話して聞いてみました。なお157はauへ問い合わせしましたが、どのキャリアでも共通の仕様のようです。
一般的なMVNOへのNMPの流れ
契約中の会社 : 転出元
次に契約するMVNO : 転入先
①転出元よりNMP予約番号を取得
②転入先へ申込(NMP予約番号を伝える)
③転入先でNMP転入処理(この時点で転出元の契約が解約される)
④転入処理されたSIMが発送される
⑤受け取ったSIMをスマホに挿して初期設定
今までキャリアからキャリアの場合、例えばdocomoからauにNMPした場合は大抵auの窓口で「契約します」となってから、その場でdocomoのNMP転出窓口へ電話してNMP予約番号を取って、即auの店員さんに教えてNMPの手続きをしていましたので、①から⑤までは同じ日だったのですが、MVNOの場合はこれらの日付がずれてきます。特に「転出元との契約が切れるのはいつなのか?」は2年縛りの違約金の関係で大変重要です。
ずばり図にまとめました。
実は上記の流れとは違ったパターンもありますので、両方を図にまとめました。まずは上記の流れのパターンです。私が確認した限りではIIJmio Nifmo DMMmobile 楽天モバイルなどがこのパターンです。分かりやすくする為にauからIIJmioへNMPする具体例で記述しています。
このパターンはIIJmioの中の人がNMP転入手続きをしてからSIMを発送しますのでSIMの配送中はスマホが回線に繋がりません。
次にもう一つのパターンです。mineoやUQmobileがこのパターンです。auからmineoへNMPする具体例で記述しています。
このパターンが上のパターンと異なるのはNMPの転入手続きをユーザーにSIMが到着後にWEB上で行うことです。このためスマホが回線に繋がらない空白期間がありません。なぜか上のパターンがdocomo系で下のパターンがau系ばかりですが、なにかキャリア側の都合があるのでしょうか?
店頭で即日開通できるMVNOなどもありますが、それは単に②から⑤が即日行われるだけの話です。
解約月はいつか?
NMP転入手続きされた日です。上パターンであれば③、下パターンであれば⑤です。
転入先の契約開始日もその日になります。転入先の手続きの混雑具合やSIMの配送などでユーザー側では転出元との契約が切れる日をコントロールする事はできません。更新月の半ばくらいには申込み手続きをしたほうが良いと思います。
NMP予約番号の有効期限は?有効期限が切れた場合は?
NMP予約番号の有効期限は15日間です。
NMP予約番号で転入処理が行われた時点で転出元の契約は解約となりますので、期限切れの場合には転出元との契約には影響しません。契約が継続されます。ちなみにNMP転出手数料が発生するのもこのタイミングになります。つまりNMP予約番号を取得する事自体は無料で契約にはなんの影響もありません。
MVNOへの乗り換え時のスマホが使えない期間
「NMP予約番号を取得した時点からスマホが使えない」と間違えがちですが、実際にはNMP転入処理をするまでは転出元の契約は生きていますし回線にも繋がります。スマホが回線に繋がらない空白期間のあるパターンであっても実際にはSIMの配送期間だけですので実質1~2日程度ではないかと思います。
まとめ
NMP予約番号を取得する事自体は契約にはなんの影響もなく、いわゆる「乗り換え」はNMP予約番号で転入手続したタイミングになります。転入先での処理待ちがよめないところがあるので更新月の月末に申込では翌月の転入=転出元の解約となって解約月がずれてしまい、2年縛りの違約金が発生してしまう可能性があります。余裕をもって更新月の中旬くらいには申込みをするのが良いと思います。
ではまた!
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