やっとMoto360に5.1.1アップデートがキマシタ

Android Wearの5.1.1アップデート自体は1ヵ月くらい前に実施されていたのですが、Moto360は遅れていました。1週間前くらいには海外でアップデートが開始されたのに日本は蚊帳の外。発売してない地域だからハブられてる？海外のプロキシサーバー経由でアップデートしようかなぁとか思ってたところ、先日アップデートの通知がきましたので更新内容をご紹介します。

ところでこの5.1.1ってなにのバージョンなんでしょうね？上の表示みるとAndroid Wearが1.1.1.2006643でAndroid OSが5.1.1となっています。普通に考えれば母機のスマホのAndroidが5.1.1で、スマートウォッチ側が1.1.1.2006643なのだと思うのですが、うちのXPERIA ZL2のAndroidのバージョンは4.4.2です。Android Wearに表示されている方は機種ごとに異なっているようですが、、、

一応満充電で始めましょう

OSのアップデート自体はすぐ終わりますが、アプリを再同期しているのか下の状態になってから20分くらい時間が掛かりました。一応満充電で始めたほうが良いと思います。

アップデート後は新機能のチュートリアルや解説YouTubeへのリンクなどがあります。Googleは素っ気ない印象が強いですが、最近はAppleを意識しているのか結構丁寧に説明するようになってきた気がします。

主なアップデート内容

今回のアップデートでユーザビリティに関わる新機能の一覧です。

腕を捻るジェスチャーで通知をスクロール
WiFiへの対応
メールに手書絵文字で返信
アプリランチャーへのアクセスの改善
アプリを起動したままアンビエント可能
Wear紛失時にロック
フォントサイズの変更

この中から気になるものをピックアップしてご紹介します。

腕を捻るジェスチャーで通知をスクロール

今回のアップデートの目玉機能の一つだと思います。腕を捻る事で通知をスクロールする事ができます。これで片手で通知を確認できる事ができるのでスマートかなと期待していました。Googleの説明動画がYouTubeにあります。

設定でONにする事で可能になります。確かデフォルトはOFFになっていたような気がします。

しかし実際にやってみると腕が痛くなります。上腕の筋を痛めそうです。まだ慣れていないから力が入り過ぎているのかもしれませんが、、、あとやはりやってみて初めて思ったのですが、この動作は周りからみると「なにやってんだ？」と変な目で見られるような気がします。取りあえずしばらくは意識して使ってみようと思っています。

WiFiへの対応

従来はスマホを経由して通信していましたが、スマホがなしでWearが直接WiFiに接続する事ができるようになりました。

下は母機であるスマホのWiFiとBluetoothを切っていますが、メールがスマホに届いたことを知らせる通知が、スマホ→LTE回線→インターネット→家のLAN→スマートウォッチの経路で届いています。

家にスマホを忘れた時に出先で公衆LANに繋いでメールや着信を確認するような使い方でしょうか。あまりスマホなしでLANにスマートウォッチを繋ぐ事はないと思いますのでいまいち機能を活かすシーンは浮かびません。ちなみに当然ながらスマートウォッチ側にWiFiが搭載されている必要があります。もちろんMoto360は搭載されています。

メールに絵文字を手書入力して返信

これはあからさまにApple Watch対抗ですね。メールの通知に対して下のような感じでかなり雑な絵を描くと候補となる絵文字を選択して返信する事ができます。

普通に定型の文字列も選択する事ができますし、これは良い機能だなと思います。ただ定型の文字列は自分で設定する事ができれば良いなと思います。あと、これはAndroid Wearの機能と言うよりはスマホ側のGメールのアプリの機能ですので、Gメールの着信を標準のアプリで通知するようにする必要があります。私はK9で通知していましたがGメールは標準のアプリで通知するように設定を変えました。

技適の表示

技適通したみたいですね。日本で発売してないのに(笑)

バッテリーの異常消費？

5.1.1にはバッテリーを異常消費する不具合があるようです。

Android Wear 5.1.1にバッテリー異常消費の不具合が存在することをGoogleが認める。現在バグ解消に向けて修正中アンドロイドラバー

WiFi関連じゃないかなぁと予想しています。幸か不幸か日本のMoto360は遅れてリリースされていますので解消している可能性もあります。今日意識して見てみましたが、12時間装着して5時間は外出(WiFiはONのままだけどWiFiをつかんでいない状態)で残りの7時間は家の中で装着(WiFiをつかんでいる状態)しましたが、12時間経過後に51%も残っています。もしバッテリーの異常消費が発生したらWiFiをOFFにして様子を見てみようと思います(もともとスマートウォッチのWiFiは使い道がないのでOFFにするつもりでしたが、しばらくはあえてONにしておきます)

まとめ

正直「これを待っていたぜ！」っていうものはないですね。WiFi対応とか結構コスト掛かってるのではと思いますけど必要ですかね？これ、、、ただまぁスマートウォッチ側でこれ対応してよって思う機能は思い浮かばないのですよね。Android Wearの場合はGoogle Nowがどれだけ機能充実するかがカギだと思います。取りあえず天気予報がさっぱりなので国内の予報データを表示して欲しいです。あとはアプリ側の充実度の問題だと思います。Apple Watchはアプリ開発者にプッシュしてローンチ時にいくつか揃えてきましたけど、Android Wearの方はさっぱりアプリ側の対応が進んでいないように感じます。有力アプリにはGoogleが出資してでも開発を後押しした方が良いのではないでしょうか。てかしてください。

ではまた！