MVNO(格安SIM)でも料金無料で「かけ放題」にする方法を紹介します。「LINE電話を使う」とかじゃありませんよ?一般電話に掛けることができますので、当然ながらお店とか病院の予約とかにも使えます。
格安SIMのユーザーの皆さん。どれくらい通話していますか?
MVNO(格安SIM)にも最近は通話料金のかからない「かけ放題」がオプションで選べるようになってきました。しかし、時間制限があったり相手を限定したりするプランで月額500円程度、無制限だと月額1,000円以上の料金が一般的です。
最近はキャリアも格安プランを用意したり、端末の割引合戦が再発したりとMVNOとの差も縮んできました。いくらMVNOの月額料金が安いとはいっても数百円を追加すると、ちょっと微妙な感じになります(それでも安いですけどね)
最近は知り合いとはLINEで連絡を取ることが一般的となりましたし、回線品質に左右されるところもありますが、大抵の場合は音声通話もLINEで事足ります。しかし、お店や病院などの予約や、メーカーのサポートへの問い合わせなど、携帯電話としての通話機能が不要という訳にはいきません。
楽天モバイルは無料!マジで無料!
そこで、楽天モバイルの登場です。楽天モバイルは「1GBまで無料」が注目されていますが、実は「通話料金も無料」なのです。サイトを見ると
「1回10分何度でも!」「10分(標準)通話かけ放題」
とあります。1回10分の通話が無料であるのも既に驚きですが、「Rakuten Link」というアプリで掛けると、国内であれば「かけ放題」になります。
Rakuten Linkでの通話をIP電話と勘違いしている人をたまに見かけますが、Rakuten LinkはRCSという新しい仕組みを利用したものです。難しい話はすっとばして「普通の電話と同じように電話をかけたり受けたりできる」と理解してもらってかまいません。電話番号もかわりません。
通話する時に通話アプリを起動しますよね?その代わりにRakuten Linkアプリを起動するだけです。電話帳も、OSに登録されているものがそのまま参照できます。楽天モバイルと契約してから通話はすべてRakuten Linkを使用していますが、全く不便は感じていません。音質?いや普通の電話の声ですよ。
美味しい話には落とし穴があるように、「無料!」を謳うものは大抵の場合、どこかでお金を徴収する罠が用意してありますが、少なくとも現状の楽天モバイルは本当に無料です。データ通信を1GB以上すると料金が発生しますが、それもMVNOと変わらないくらいの金額です。
最近のSIMフリースマホはSIMが2枚挿さる
楽天モバイルで1つだけ弱点を挙げれば、それはプラチナバンドがないことです。これは総務省が悪いと思いますが、現状は周波数帯の割当が既存のキャリアに偏っていて、楽天モバイルにはプラチナバンドと呼ばれる低周波数帯が割り当てられていません。ここでは詳しく説明しませんが、建物の奥などで電波を掴みにくくなります。端的にいえば「繋がりにくいことがある」ということです。
NMPして使い物にならなかったら困る(そんなことはありませんけどね)という人はサブ回線として申し込めば良いのです。
最近のSIMフリースマホはSIMが2枚挿さるものがほとんどです。いわゆるDSDSやDSDVなどです。一昔前はデュアルSIMでも色々と制限があったりしたものですが、最近のSIMフリースマホはSIMを2枚挿せば普通に2枚とも切り替えながら使えます。
私はスマホがあまりにも安いのでメインのSIMはOCNモバイルONEを契約しているのですが、2枚目に楽天モバイルのSIMを挿して使っています。Rakuten Linkアプリも楽天のスマホではなくてもGoogleのPlayストアからインストールできます。私のスマホもOCNモバイルONEから購入したmotorola edge 20ですが、Rakuten Linkから電話を掛けて、今まで1円も支払っていません。
楽天モバイルと契約してから1年以上が経っていますが、データ通信はOCNモバイルONEを使っていますので、事務手数料などの初期費用も含めて楽天モバイルには1円も支払っていません。キャッシュバック(楽天ポイント)を貰ったうえで、本当に無料で使っています。ごめんねミッキー(笑)
どこかの時点で「ここからの契約は無料ではありません」という時期が来るかもしれませんし、キャンペーンも少しずつ絞っていくでしょうから、早いうちに契約しておくのが良いと思います。契約事務手数料すら無料なのですから、悩む必要もないのです。とりあえず契約しておけば良いのです。
Source : 楽天モバイル