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LINEのMVNO「LINE モバイル」はどんな人がお得になるのか?

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LINEモバイルの一般販売が開始されましたね。「LINE」のネームバリューは大きく注目度が高いMVNO(格安SIM)だと思います。「LINEやTwitter、FacebookなどのSNSユーザーと親和性が高い」と言われると一般の人は契約してしまうかもしれませんが、果たして本当にお得なのでしょうか?

料金プラン別に見るLINEのお得度

LINEには月額500円定額の「LINEフリープラン」と3、5、7、10GBの契約容量別に定額の「コミュニケーションフリープラン」の2プランがありますので、それぞれ他のMVNOと単純に料金を比較してみましょう。

容量選択の定額制にmineo、従量制にFREETELと500MBまでは無料で注目された0SIMを比較対象とします。

LINEフリープラン

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月額500円の定額料金で1GBの通信容量のプランです。LINEの通信量がカウントされないのが特徴ですが、ここでは単純に利用容量に対する料金のみを見ていきます。

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mineoは同じく1GBプランですが、フリータンクという仕組みで1GB多く使うことができるため実質2GBで計算しています。LINEは1GB以降は500円/500MB、mineoは150円/100MBで追加チャージすることになります。追加チャージはmineoも安い分類ですが、LINEの500円/500MBはかなり安いですね。ただ従量制のFREETELの値段と比べればチャージする場合はどうしても割高になります

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グラフにしてみるとLINEモバイルは非常に微妙なポジションであることがわかります。単純に料金と利用容量だけを見た場合には「LINEフリープラン」を契約するようなライトユーザーであればFREETELか、使いすぎないように注意する前提であれば0SIMで良いように思えます。

コミュニケーションフリープラン

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こちらはmineoやIIJmioなどのように予め利用容量を決めて契約するタイプのプランです。LINEに加えてTwitter、Facebookでの使用容量もカウントしないプランですが、同じくここでは単純に利用容量に対する料金のみを見ていきます。mineoはフリータンクで1GB追加する前提としています。

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LINEとmineoは契約容量を使い切った場合は、LINEは500円/500MB、mineoは150円/100MBで追加チャージすることになります。0SIMも従量制ですが5GB以降はチャージが必要になります。500円/100MB、2,100円/500MB、3,800円/1GBとかなり割高なので注意が必要です。FREETELは10GBまでは完全従量制で以降は速度制限となり追加チャージはないので10GBが実質的な上限です。

これもグラフにして比較してみます。LINEとmineoは3GBプランで比較しています。

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正直なところLINEモバイルに良いところは見られません。月の使用容量が1~3GBのような一般的なユーザーは定額制であればmineo、従量制がよければFREETELで良いと思います。

一つだけ注意点ではLINEモバイルの「コミュニケーションフリープラン」だけは何故かSMS料金が含まれています。他社は別途必要で、mineoが120円、FREETELが140円、0SIMが150円です。LINEモバイルも「LINEフリープラン」は別途120円です。なぜか「コミュニケーションフリープラン」だけがSMS料金込になっています。表やグラフは他社のSMS料金を含めていませんのでSMSを付ける前提であればLINEモバイルは多少下にブレます。ただ大勢に影響はありませんが、、

LINEモバイルの特徴である「LINE、Twitter、Facebookの通信量は無料」はどうか?

LINEモバイルの売りは当然LINEとの親和性です。「LINEフリープラン」ではLINEが、「コミュニケーションフリープラン」ではLINEに加えてTwitterとFacebookの通信量も無料となります。つまりこれらをたくさん使う人であれば上記の少し割高な料金が逆転することになります。

LINE

LINEの場合は使用頻度や画像の数でまったく違ってくるのでなんとも言えないところですが、数人と稀に連絡を取っているだけの私で多少画像を貼ったりして3MB程度です。毎日多人数とやり取りするような学生とかになると数百MBくらいはいくのではないでしょうか。

また、LINEにはLINE無料通話があります。調べてみると1分0.3MB程度の通信量のようです。そんなものなんだと思いましたが、MP3の高音質設定(320kbps)でも計算してみると1分あたり2.4MBですので音質がそれほど問われない音声通話ならそんなものですね。これで2時間10回通話すると360MB(0.36GB)になります。LINEのヘビーユーザーであれば充分にお得感はありますね。

LINE無料電話はそれなりの通信品質でも使えるそうで有効活用すると良さそうです。こちらから掛ける場合でも相手の通信容量を強制的に使わせる事になりますので、個人的にはどうだろうと思いますが、仲間内がみんなLINEモバイルであれば気兼ねなく使えて良さそうです。

LINEミュージックの無制限プランも本当の意味で無制限になるのかと思いましたが、LINEミュージックは対象外とのことです(将来的には対応する予定)

Twitter

私はTwitterは頻繁に見ていますので、Twitterクライアントの通信量をみると500MB程度は使っていますが、LINEモバイルでカウントフリーとなるのはTwitterとの通信そのものだけです。Twitterの場合は画像は外部サービスに保存されることがほとんどですので、純粋なTwitterとの通信は殆どが文字列で非常に少ないと予想されます。Twitterのカウントフリーに関しては期待はしないほうが良いと思います。

Facebook

Facebookはほとんど使っていませんのでどのくらい通信量を消費するのかはわかりませんが、Facebookは画像などもFacebookが保存していますので、Facebookアプリが消費している通信容量は大体LINEモバイルのカウントフリーに該当すると思います。

子供に与えるのに最適?

色々と調べていて気がついたのですが、LINEモバイルは契約者と利用者のアカウントを分けて管理することができるようです。親を契約者、子供を使用者として例えば容量の追加チャージを子供ができないように「毎月これだけでやりくりしなさい」と500円のLINEフリープランのSIMを与えるのは良いのではないかと思います。実際そのような使い方ができるのかサポートに問い合わせてみましたが、できると回答がありました。LINEフリープランであればもしも1GBを使い果たしてしまったとしてもLINEは速度制限を受けずに使用できますので連絡は取れます。本人もLINEが使えれば最低限大丈夫でしょう。

ただ、ウリの一つである「お友達にデータ(通信容量)プレゼント」は通信容量カツアゲに遭いそうな気がしますね。

格安SIMで年齢認証が可能・SMS認証をスキップ

ネットで知り合ったばかりの人など、電話番号までは教えないけど連絡は取りたい場合にLINEのIDを教えて「このIDを検索して[友だち]に追加して」と言われることがあります。携帯電話には年齢認証という仕組みがあって、この年齢認証が通らないとLINEのID検索は使用できないことになっています。年齢認証のシステムは大手キャリアしか持っていないためMVNO(格安SIM)ではできないのですが、LINEモバイルはLINE自体が本人確認しますのでMVNOであるにも関わらずLINEの年齢認証ができるというのがウリです。

ただ、これはあくまでもLINEに新規登録する時の話で、過去にLINEに登録して年齢認証が済んでいれば必要ありません。私も今はMVNOですが、ドコモの頃にLINEに登録して年齢認証も済ませていますのでID検索も使えます。SMS認証のスキップも同様に既にLINEのIDを持っていれば関係ありません。

LINEモバイルの料金・機能を一覧で比較

その他細々としたところを一覧にまとめましたので見ていきましょう。LINEのLINEフリープラン、コミュニケーションフリープランは冗長過ぎるので、それぞれLFP、CFPと表記しています。

まずは通話関連です。このあたりはあまりユーザーも気にしないのか大抵どこのMVNOも横並びです。LINEのコミュニケーションフリープランだけなぜかSMSがデータプランに含まれています。

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次に契約やオプション関連です。ここは短期間での解約時の違約金など気になるところですが、最近は「データプランはなし、音声通話プランでNMPで出ていく場合は1年縛り」がスタンダードになっています。NMP転出はNMP対象者の割引制度の踏み台にされるのを避ける為には仕方がありませんね。多少mineoが利便性が良い事と、0SIMのNMP転出手数料が7,000円と高いこと以外はさほど気になる違いはありません。

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最後はデータ通信関連の使い勝手等です。定額制はLINE、mineo共に残利用容量の繰越ができます。データの追加チャージもLINEは良心価格です。この手のちょっとヒネったMVNOはこういうところはボリ気味(0SIMとか、、)だったりするので意外です。

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ざっとみて特にLINEモバイルに気になるマイナスポイントはなさそうですね。

LINEモバイルはどのような人におすすめなのか?

まず、LINEモバイルは素の状態では割高です。LINEフリープランですが、1GB近辺で考えた場合でもFREETELと同等で、多く使いたい時もあることを考えれば従量制のFREETELの方が安心感があります。もちろんLINEモバイルにはLINEの通信量が無料というウリがありますが、実はFREETELもLINEの通信量は無料です。しかしFREETELはいわゆるメッセンジャーの部分だけで、LINE無料通話などは対象外ですので、LINE無料通話を多用する人には良いでしょう。まとめると
「いつも1GBを多少オーバーするくらいで、毎月数十時間LINE無料通話をする人」
というなんとも微妙なラインになります。あとは「子供に与える用」としては大変良いと思います。

コミュニケーションフリープランになると更に微妙な感じになります。LINEに加えてFacebookも(Twitterは上記のように影響が少ない)カウントフリーとなりますが、3GB以上の通信量になるとこれらの通信量の影響は小さくなりますので、定額で繰越ができて通信容量に余裕がありLINEモバイルよりも安いmineoで良いと思います。
「LINEやFacebookの通信量が2GB以上ある」
ようなユーザーがコミュニケーションフリープランの対象でしょうか。

使い方によって色々と考え方はあると思いますので、上の一覧表やグラフを参考にご自分の各通信量に応じて判断してください。

ではまた!

Source : LINEモバイル  mineo  FREETEL  0SIM

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