今使用しているmotorola edge 20は5G(Sub6のみ)対応のスマホなのですが、そういえば5Gに接続されたのを見ていないなと気が付きました。調べてみるとMVNOの場合はデフォルトでは5Gには接続されないようです。今回はMVNOでの5G事情や接続方法を紹介したいと思います。
MVNO(格安SIM)の5G接続事情
出先でふと気が付き、motorola edge 20は5G対応ではなかったっけ?と思って、2枚目のSIMスロットに挿している楽天モバイルのSIMに切り替えてみると、ちゃんと5Gの表示が出ました。ところが、データ通信のメインとして使っているOCN モバイル ONEのSIMカードに切り替えると、やはり5Gに繋がりません。ドコモの5Gエリアも確認しましたがエリア内です。
MVNOというのは基地局などはキャリアの設備をそのまま使用して、ネットワーク網のAPNから先が変わるだけですので、スマホと基地局との通信は完全にキャリアのスマホと同じだと思っていたのですが、どうも5Gの接続に関してはそうではないようです。
いくつかのMVNOのサイトを確認してみましたが、OCN モバイル ONE、mineo、NUROモバイルなど、私が使ったことがあるMVNOは対応していましたが、まだ対応していないMVNOもあるようです。また、対応しているとしてもデフォルトでは5Gへの接続は有効とはならず、「5Gオプション」への申込みが必要でした。ちなみに上記で例として挙げたMVNOの「5Gオプション」の料金はいずれも「無料」です。
無料ならデフォルトでONにしてくれれば良いのにとも思うのですが、キャリアとの契約の関係とか、「5Gにしたのに通信速度が速くならないじゃないか」というクレームを考えてのことでしょうか?
OCN モバイル ONEの「5Gオプション」
OCNモバイルONEの場合は、トップページから辿れるところに「5Gオプション」に関する記述は見当たりませんでした。しかし、「OCNモバイルONE 5G」でググってみると、以下のベージが見つかります。
わざと隠しているのか、単にリンクを貼り忘れているのかわかりませんが。
申込みはOCNのマイページから行います。ログインIDが分からない場合は下記投稿を参考にしてください。
ログインしたら「契約中のサービス」「オプションの追加」をクリックします。
「追加の手続き一覧」というページが表示されますので「「OCN モバイル ONE」オプションのお申し込み」をクリックすると、
下に折りたたまれていたオプションの一覧が表示されますので「5Gオプション」の「お申し込み手続きをはじめる」をクリックします。
「音声SIMオプションサービスのご利用状況」というページが表示されますので、下の方にスクロールしていくと、
「5Gオプションお申し込み」を「さっき5Gオプションに申し込むと言ったやんけ」と思いながら押せば、手続きが開始されます。
手続きの内容は5Gオプションへの申込みの確認と、いつも読まないけど同意するチェック、確認用のメールアドレスの選択です。確認用のメールアドレスはOCNメールのアドレス(契約時に付与される)しか選択できず、面倒だなと思いますが、申し込みましたという文章が送られてくるだけですので、特に見る必要はありません。確認したい場合はOCNのポータルサイトから見ることができます。
ちなみに、スマホのOCNアプリからも可能です。
MVNO(格安SIM)に5Gで速くなるのか?
MVNOの場合は通信速度のボトルネックがキャリアからの回線容量にボトルネックがありますので、5Gによってスマホと基地局との通信速度が速くなっても、その恩恵を感じることはないと思っていました。しかし、5Gのエリアで通信速度を計測してみると。。。
なんといきなりの100Mbps超えです。MVNOで100Mbpsって初めて見ました。ちなみに土曜日の12時前、11時51分の計測です。その後に5Gのエリア外に移動して4Gで計測したのが下のスクリーンショットです。
土曜日と言えど12時を過ぎると回線が混雑しますので、慌てて計測したのが5分後の11時56分です。43MbpsでもMVNOとしては驚きの速さですが、5Gエリアでは倍以上の速度を記録しました。何度も試して出した数値とかではありません。一発目でこの数値です。
他のMVNOでもこんな速度が出るのかはわかりませんが、OCNモバイルONEはNTTコミュニケーションズのグループ会社ですので、設備などに余裕があるであろうことは想像できます。実際にMVNOとは思えないくらい快適ですし、客寄せ用にスマホを極端に値引きして販売していますので、マジでオススメです。
平日の12時台などの混雑する時間帯でどうなるかは計測できていませんが、通信速度の問題だけではなく、まだまだ5Gに未対応のスマホを使っている人は多いでしょうから、人が密集する場所では「4Gでは繋がらないけど5Gでは繋がる」とか「4Gは激重だけど5Gでは通信速度が確保できる」といったケースもあると思います。なんと言っても無料ですので申し込まない手はありません。