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レビュー

「Essential Phone PH-1」レビュー!個性的なルックスと高性能なスペック、そして誰も持っていない。

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前回はEssential Phone PH-1のファーストレビューとして「巷に溢れている低評価なレビューは本当なのか?」という視点で紹介しました。度重なるアップデートで殆どは改善されているという事がわかって頂けたと思います。今回は総合的なレビューとしてサイズ感やその他モロモロの使用感などを紹介したいと思います。

適度なサイズ感と個性的なデザイン

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Essential Phone PH-1の特徴は、なんと言っても個性的なデザインとそのベゼルレスデザインからくるサイズ感です。上の写真は左からXperia C5 Ultra(6インチ)、Essential Phone PH-1(5.71インチ)、Xperia ZL2(5インチ)です。

Essential Phoneは6インチのXperia C5 Ultraよりも圧倒的にコンパクトで、5インチのXperia ZL2とほぼ同じサイズ感であることがよく分かります。とにかくコンパクトで大画面です。最近はiPhone Xのノッチがスタンダートになりつつありますので、このデザインの個性が際立ちます。

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しかもノッチのあるデザインはiPhone XよりもこのEssential Phoneの方が全然先です。初めてこのデザインを見た時には衝撃を受けました。そこらへんのノッチのあるスマホとは訳が違うのです。

そして、ディスプレイの実面積も5.8インチのiPhone Xよりも大きいのです。

5.8インチのiPhone Xよりも5.7インチのEssential Phoneの方が液晶モニタの面積は広い?液晶モニタを比較

iPhone Xと比べると更に優位なのは、そのベゼルの薄さです。iPhone Xのベゼルは決して狭額とは言えません。Essential Phoneは狭額と言って差し支えない薄いベゼルです。ただし下のベゼルが残っているのが非常に残念です。

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また、他のスマホに比べると圧倒的に薄いベゼルですが、Xperia C5 Ultraに比べると意外に厚みを感じます。実際にはほぼ同じくらいのベゼル幅なのですが。逆にXperia C5 Ultraが綺麗に処理していると感心します。出るのかわかりませんが、下のベゼルと合わせて、PH-2ではぜひとも4辺を極薄ベゼルでお願いしたいです。

色は白を購入したのですが、アンテナラインが白色なのが思ったよりも目立ってイマイチです。前面パネルとの兼ね合いもありますし、黒の方が良かったかもしれません。背面パネルはシンプルかつフラットで非常に美しいです。Essential社の拘りでロゴなどは一切ありませんが、個人的には「Essential」のロゴは背面の下の方に控えめに入っていたほうが良かったと思います。

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スペックやベンチマークなど

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Essential Phone PH-1のSoCはSnapdragon 835で、メモリーは4GBを搭載しています。AnTuTuベンチマークの値は余裕の20万超えです。サックサクです。

ちなみに上の写真は色々とインストールしている状態での値です。初期のクリーンな状態でのEssential Phone PH-1のAnTuTuベンチマークの値は203765でした。

ストレージも128GBもの大容量を搭載しています。SDカードスロットはないのですが、流石に内蔵ストレージが128GBもの大容量だとSDカードは必要ありません。本能のままに色々とインストールしていますが、いまだ使用率は30%にも届かずです。

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内蔵ストレージが32GBの安価なスマホならば既にパンクしています。逆にこの高スペックに慣れてしまうと、次に安価なスマホに買い替えた時に大丈夫か不安になります。

バッテリーの持ちも良いです。

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通勤は自家用車ですので、使うのは昼休みと仕事の合間くらいですが、朝の8時から20時までの12時間で最低でも70%以上のバッテリー残量です。ちなみに上のスクリーンショットは23時時点でのものです。

OSはOTAアップデートにより、最新のAndroid 8.1 Oreoになっています。

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他のメーカーのスマホに比べて格段に頻繁に、1~2ヶ月に1度くらいセキュリティアップデートも配信されています。

海外版だけど全然安心

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日本に入ってきているEssential Phone PH-1の殆どは北米より輸入されたものであるため、英語アレルギーの強い日本人は多少怯むかもしれませんが、まったく心配はいりません。そもそもAndroidがユニバーサルな作りになっていますので、初期セットアップ時に日本語を選択してしまえば、あとは完全に日本語版として動作します。

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また気になる人は気になる日本の技適マークもちゃんと表示されます。

対応周波数に関しては下の記事にて詳しく解説していますが、ドコモのFOMAプラスエリアやプラチナバンドはもちろんのこと、700MHz帯の新プラチナバンドや、プレミアム4Gに必要な3.5GHz帯などにも対応しており、格安SIMではなく本家ドコモのSIMを挿せば実測で100Mbpsオーバーが狙えるそうです。また3社のVoLTEにも対応していて、まさに隙きなしです。

Essential Phone PH−1レビュー「あの悪い評判は本当か?」

その他モロモロ

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指紋認証はやはり便利ですね。Androidはスマートウォッチとペアで使うことでセキュリティロックの自動解除がありますが、ちょっとコンビニへみたいな時には腕時計しないこと多いですし。認識速度も特に問題は感じませんし、Essential Phoneを手に取ると、自然と人差し指が来る位置にセンサーがきますので凄く使いやすいです。

普通にスマホを持つとホームボタンへは親指が届きにくいので、背面の人差し指の位置にセンサーがあるタイプの方が断然良いと思います。そもそも今どき物理ボタンのホームボタンとかダサすぎると思います。

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いわゆる片手モードのようなものはありませんので、右上1/4くらいの範囲には親指は届きません。私は両手で操作するので気になりませんが、片手で操作できないとだめと言う人には向いていないでしょう。でも片手での操作ってiPhone SEとかの4インチくらいが限界ですよね(iPhone 5cを持っていますが、これはこれで良いサイズだと思います)

海外端末ですのでストラップホールはありません。私は過去数回ストラップのお陰で落下を回避できているのでストラップを付けたいのですが、残念です。

最近の潮流にのってイヤホンジャックもありません。

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USB-Cへの変換ケーブルは付属していますが、Essential Phoneは音質に拘ったモデルでもありませんので素直にBluetoothイヤホンを使うべきでしょう。USBケーブルを挿しっぱなしにするのは強度的に不安です。iPhoneのライトニング端子とか折れないのですか?あれ

iPhone Xのスタイルがスタンダードとなった今こそEssential Phoneに注目

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注目度が高かったことが仇となって、ローンチの躓きでの悪い評判が広まってしまい、商業的には大失敗の分類に入ると言えるEssential Phoneですが、本当によいスマホだと思うのです。4辺ベゼルレスの後継機が出るのであれば本当に欲しいです。

販売台数的に後継機は難しいか?と悲観的に思っていたのですが、Amazonと提携したようでAlexaプリインストールモデルが登場していますし、カラーバリエーションも投入されています。正直Androidの父アンディー・ルービンが創ったEssential PhoneがGoogleのAIではなくAmazonのAI推しというのはどうだろうという思いもありますが、それはそれでAmazonの力を借りてでも生き残って欲しいと思います。何度も言いますが私は後継機が見たいのです。

Pixelよりもよっぽど純正っぽいAndroidスマホだと思います。少なくともLGやHTCが作ったスマホよりはずっと。Googleが出資してPixelにしたら良いのに。

販売台数が他のスマホより桁違いどころか数桁少ないEssential Phoneですので、逆を言えば誰も持っていません。今まで私のEssential Phone以外に実機を見たことはありません。それだけでもEssential Phoneにはプレミアムな価値があると思います。

ではまた!

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