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ASUSの「Tinker Board」が「Raspberry Pi」よりおすすめな理由

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1月にASUSより発表されたASUS版ラズパイこと「Tinker Board」、私はこの手の小型コンピュータが大好きですので注目していましたが、いよいよ日本国内でも正式に発売されます。「Raspberry Pi 3」に対してどのあたりが期待なのか?どのあたりに懸念があるのかを比較、考察してみたいと思います。

ここが凄いよ!Tinker Board

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まずCPUとGPUのパフォーマンスが非常に高いです。搭載されているARMベースのチップであるRK3288はRaspberry Pi 3の約2倍のパフォーマンス、GPUに至っては約4倍のパフォーマンスです。はっきりと「クラス最高のパフォーマンス」と言い切っているところに好感が持てます。よくある「最高クラス」とか「最大級」とか奥歯に何か挟まったような言い方ではなく、実に清々しく思います。パフォーマンスそのものよりもこの言い切り具合を評価したい(笑) 逆に言えば断言できるほどの自信があるのでしょう。

プロセッサの性能だけではありません。ストレージとなるSDカードのアクセス速度も読み込みで約1.9倍、書き込みで約1.4倍です。OSは常にストレージにアクセスしていますので、これもトータルのパフォーマンスへの影響度は非常に大きいでしょう。

メモリーもDDR3をデュアルチャンネルで2GB搭載しています。Raspberry Pi 3はDDR2を1GBですので非常に大きな差です。メモリー単体でのパフォーマンスで2~3倍程度の差があります。

そして有線LANはギガビットイーサーに対応しています。Raspberry Pi 3の有線LANは100Mbpsですのでファイル転送をしても10MByte/s止まり。USBにギガビットイーサーのLANアダプタを挿してもファイル転送は20MByte/s程度でした。これはUSB2.0の規格上の理論値である60MByte/sの1/3程度の速度です。恐らくRaspberry PiのUSBのコントロールチップの性能によるものと思われます。Tinker BoardはUSBの転送速度も速く、読み込みに至っては約2.5倍の速度があります。ギガビットLANの転送速度は理論値で125MByte/sもありますので、ボトルネックになることはありません。50MByte/s程度の転送速度になるとちょっと遅めのHDDならば、その性能を使い切る事ができるでしょう。

Raspberry PiやLinuxのギガビットLANアダプタはコレ一択!PLANEX「USB-LAN1000R」レビュー

消費電力は大丈夫?

さてパフォーマンスがこれだけ高いとなると気になるのは消費電力です。この手のシングルボードコンピュータはNASなどのサーバーに仕立てて24時間電源を入れっぱなしにする事が多いので、電気代に直結する消費電力は重要です。

Tinker Boardの最大消費電力は5W、アイドリングで2W。Raspberry Pi 3の最大消費電力は3.7Wだそうです。私がある程度負荷をかけた時の実測値では3W程度、アイドリングは2Wくらいでした。

Tinker Board Raspberry Pi 3
最大消費電力 5W 3.7W
アイドリング消費電力 2W 2W

アイドリングはほぼ変わらず、最大消費電力で1.3W差です。パフォーマンスの差から考えるともっと大きいと予想していましたが、気にするほどの差はなさそうです。ちなみに1Wの電気代はザックリ24時間0.5円、30日で15円くらいです。

価格は?Tinker BoardはRaspberry Pi 3の倍の価格

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最後の懸念事項は価格です。これはパフォーマンスが倍ならば価格も倍という事で、Raspberry Pi 3の35ドルに対して、Tinker Boardは73ドルと倍くらいの価格です。日本国内ではRaspberry Pi 3が5,000円ちょいで販売されていますので、Tinker Boardは10,000円を超える価格が予想されます。

しかし、発売記念のキャンペーン価格としてTechShareが税別7,980円で販売しています。いつまでこの価格で販売されるかは不明ですので気になる方はお早めに。

ASUS Tinker Board 販売ページ – Tech Share

Amazonでも販売されていますが、並行輸入品であるため少々割高です。国内正規品がいくらで販売されるのか気になりますね。

7,980円でもRaspbery Pi 3に対しては3,000円程度高価な訳ですが、Raspberry Pi 3は有線LANが遅いのでUSB接続のLANアダプタを別途購入したり、Tinker Boardでは付属しているヒートシンクが付属していないので別途購入したりすると変わらないくらいの金額になります。この価格であれば間違いなく買いだと思います。

ちなみにOSはRaspberry Piと同じくDebian Linuxベースですので、使い勝手や動作可能なアプリケーションはRaspberry Piと変わらないと思われます。

ではまた!

Source : ASUS  HEXUS

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