「F1マシンの走行シーンが撮れればいいや」くらいのノリで訪れた鈴鹿サーキットの「モータースポーツファン感謝デー」ですが、走行車両・カテゴリーも実に多彩だっただけではなく、展示ブースなども非常に充実していました。
レースウィークには見れないものがいっぱいのグリッド&ピットウォーク
鈴鹿サーキットは施設としてのキャパシティが大きいので、今回のイベント規模では意外と混雑しないのですが、お昼のグリッド&ピットウォークだけは1箇所にみんなが集まるので、凄い混雑になります。と言っても押し合いへし合いするほどではありません。
全体的にマシンの間近まで寄れるようになっていますので、逆に撮影は厳しくてアップの写真が多くなります。1日目と2日目の写真が混ざっていますので「あれ?このマシンさっきグリッドにいなかったか?」という事があります。
やはりグッドスマイルレーシングの初音ミク号は大人気で接近するのが一番困難でした。このマシンを撮るとどうしてもこういう構図になりますよね(笑) イラストに目が行きがちですがフロントフェンダーのアウトレットが巨大で迫力があります。
ランボルギーニ・ウラカン GT3は鮮やかなイタリアンカラーですが、コース走っているのを見るとどうも地味なカラーリングに見えるのですよね。間近でみると存在感あるのですが。
メルセデス・ベンツ AMG SLS GT3は、自慢のガルウイングを開けてアピールです。レーシングマシンはロールバーがありますが、市販車は乗り降りしやすそうですね。でも雨の日とかどうなんだろう?あ、雨の日は乗らないのか。
どうもこのGT500のリアフェンダーの形状が好きになれないのですよね。3メーカーとも同じような形状ですので効率は良いのだと思いますが。
ちなみにグリッドウォークでは新しく購入したレンズの「EF35mm F2 IS USM」を使ってみました。Lレンズではありませんが結構良い感じですね。手持ち夜景撮影用に手ブレ補正付きの明るいレンズとして購入しました。前回の記事の観覧車の夜景もこのレンズで手持ち撮影しています。
カルソニックのGT-Rはちょっと距離がとれたので全景を撮れました。カーボン剥き出しはそそるのですが、見せる用ではないのでちょっと表面が汚い感じですね。走行していてもお古みたいに見えます。実際はできたてホヤホヤのエアロパーツの筈ですが。
時間が限られているのでササッとピットの方へ移動します。
スーパー耐久のフェラーリ488、やっぱりカッコいいですね。ドアからリアフェンダーへのラインが本当に美しい。市販車でもこのまま(フェンダーは拡大されていますが)のラインなのだから溜まらないですね。まさにナイフのような鋭いアピアランスです。
こういう感じに手前と奥側の明度差が激しいと露出が凄く難しいです。何度も撮ってはデータを確認しての繰返しでなんとか。このあたりはミラーレスやソニーのTLMの一眼カメラの方が全然良いですね。EOS 5D Mark3とLレンズは気に入っていますが、OVFの一眼レフカメラの使い勝手は時代遅れだと思います。超望遠レンズが必要なくて動きの激しいものを撮らないのであればミラーレスの方が良いですね。逆に言えば超望遠レンズが揃って、AFの性能がもう少し上がればOVFの一眼レフカメラは用無しになるでしょう。
この車を撮る時は自然と(以下略
計測器に載っているフォーミュラーマシンも絵になりますよね。特に鈴鹿はピットも明るくて綺麗なので。よく行く岡山国際サーキットのピットは暗くてコンクリート剥き出しなので下手に撮ると町工場みたいに写るのですよね。。。
ティレル019が2台並んだ写真が撮れただけで、もうお腹いっぱいです。しかし今見ると驚くほどシンプルですよね。この頃のF-1マシン。
2輪はスズキ(と言うかヨシムラ)とヤマハが力入っていました。ヤマハのYZR-R1の顔は今の市販車の中では一番好きです。ちょっと変則的な丸目2灯が良いですよね。最近のバイクは妙にライトが大きくて気持ち悪いです。CBR!お前だお前!(笑)。でもヤマハの市販車って昔からカラーリングがイマイチ垢抜けない感じがしません?
本田のマシンは無造作にピットの外に並べられていました。はぁRC45カッコいい。NC35欲しい。
RC166は6気筒という変態エンジンを覗き込んでじっくり見たかったのですが、なにぶん時間がなくササッと次へ、、
ホンダコレクションホールは昔は鈴鹿にあったのですが、もてぎに移転しちゃったのですよね。西日本に住むものとしては非常に残念です。20年以上前に鈴鹿で見た時は興奮したなぁ。
そうこうしていると、グリッドウォークが終了して展示されていたマシンがメカニックに押されてピットに戻ってきました。こんなシーンを間近に見られるのもファン感謝デーならではですよね。この写真なんかプレスが撮ったとしか思えませんよね。ありがとう鈴鹿!
2日目の午後最初のプログラムはスーパーフォーミュラのデモ走行ですので、グリッド状ではマシンのスタンバイが進んでいます。グリッドウォークとパドックウォークの終了時間にはタイムラグが設けられていますので、こういったシーンもピットウォールから間近で見ることができます。最高です!本当にありがとう鈴鹿!
レッドブルのマシン、コクピットに乗っているのはメカニックでしょうか?サイドポンツーンの所を見ると脱いだ靴が。土禁なんでしょうか(笑)。あとコックピット前にソニーのアクションカムが据え付けられていますね。GoProよりも空力的に有利ですもんね。
普段入れないコース上ですので、こんな写真を撮ってみました。
映像で見ているとわかりませんが、最終コーナーって物凄い急な下り坂なんですね。しかしEOS 5D Mark3はなんで液晶チルトしないのよ。ローアングルで撮る時、超不便。
これだけで1日楽しめる!充実の展示ブース
サーキットに入場して直ぐにテントが並んでいました。最初は良くある売店の並びだと思って気にしていなかったのですが、1日目の帰り際にちょっとキーホルダーでも買ってくかと覗いてみて驚きました。
まずはホンダがでっかいブースを設けています。かなり本気です。市販車では新型NSXやS660などの他に次期シビック TypeRのプロトタイプが展示されていました。
シビック TypeRはかなり注目度高かったです。「どうだぁ~」というエクステリアですが、なんかオーラを感じないのは私だけ?パワーがあるので速いのは速いのでしょうが。
NSXは順番待ちすればドライバーシートに座れたのですが、30分待ちでしたので「待ってまで座らなくていいや」とスルーしました。
マクラーレンMP4-31もありました。こちらもコクピットに乗ることができますが、何時間単位の待ち時間でしたのでやはりスルー。でもF-1マシンのコクピットは一度は座ってみたいですね。
RC213Vは傾けた状態で展示してあったのですが、あぁ、、そういう趣向の体験イベントですか。もちろん凄い待ち行列でした。
ホンダのブースの前には無限もブースを構えていました。無限S660は結構注目されていました。
でもなんか精悍さに欠けるというか、ただでさえ厚ぼったいフロントが更に厚ぼったくまるでミニバンのようです。基本的にはドレスアップ系のパーツばかりですが、全部組むとお値段200万円弱です。はわわわわ。
トヨタのブースもあってちょっとのぞくとサクッとWECマシンのTS050 HYBRIDが!!軽くチビりながら写真を撮りまくりました。
この写真は1日目の夕方でもう片付けている時でしたので、見物人も少なく、マシンを囲うロープも撤去されていてラッキーなショットです。ここに限りませんが、イベント終了間際くらいから各ブースが片付け始めるくらいまでが人が少なくて良い気がしました。下の写真は2日目のお昼で人で一杯なのがわかります。写真を撮るのも大変でした。ロープも写っちゃいますよね。
このノーズ下のPUSHって書いてあるのなんだろうと思っていたのですが、今考えていると、たぶん牽引フックですね。奥側を下に押し込むと手前側が上がってフックになるのでしょう。超高速のレースですのでこんなところも空力に拘っているのですね。このマシンも手前と奥の明度差があるので写真を撮るのはたいへんでした。
で、トヨタのブースの片隅にはポツリとこんな車が。
カローラWRCです。懐かしい!今年ヤリスWRCで復帰しましたが、第2戦で優勝して凄い勢いです。最近のトヨタはモータースポーツに注力していたり、86を発売したりで応援しています。このカローラWRCも1日目の片付け時の写真で囲いのロープが無いラッキーショットです。
他にも色々なパーツメーカーなどがデモカーなどを展示していましたが、目に止まったのがOZレーシングが展示していたこのアバルト124スパイダーです。ロードスターの外装変えただけと思いきやターボチャージャーを装着したり、ブレンボのブレーキキャリパーを装着したり、ホイール&タイヤもサイズアップされています。価格は140万円くらいロードスターより高価ですが、内容を考えるとたったの140万円差で物凄いバーゲンプライスだと思います。
しかし個人的には末端肥大なスタイリングで、素のロードスターの方が締まりがあってセクシーだと思います。どちらかあげるよと言われればアバルト124スパイダーを選びますが。
誰だってアバルトのサソリマークには弱いですよね(笑)
どこがなにのアピールで展示していたかも見ていませんが、無造作に458チャレンジが展示されていました。しかも規制ロープもなし。男気を感じます。
458チャレンジかっこよすぎる。フェラーリ458って個人的にほぼ理想的なデザインです。ドアからリアフェンダーのラインが最高です。
ホンダ&ARTAの大盤振る舞いブースです。F-1マシンやARTAのHSV-010、ガライヤなどに乗ることができます。
マクラーレンMP4-5とか死ぬほど乗りたかったのですが、サクッと3時間待ちとかでしたので、見なかった事にしました。
しかもこのMP4-5、インダクションポットのところ見て頂ければ分かるのですが、アイルトン・セナのマシンなんですよ!くぅぅぅ!!!上の黒いMP4-30はジェンソン・バトンのマシン。どちらもチャンピオンナンバー1を付けています。もっともMP4-30はホンダエンジンで取ったカーナンバー1ではありませんけどね。
HSV-010って現行のNSXよりも全然カッコいいと思います。特にリアのデザインが秀逸です。新型NSXはちょっとデザインがアメリカン過ぎませんか?
全部をじっくり見る時間はなかったのですが、他にもたくさんブースがありました。もう本当にこれらの展示ブースだけで普通に3000円くらい入場料取れますよね。ありがとう鈴鹿!
あとがき
鈴鹿サーキットは岡山からは少々遠いのですが、それでも第2名神が出来てかなり行きやすくなりました。関西圏からならばかなり気軽に行けるのではないでしょうか。来年も行きたい。11月には「SUZUKA Sound of ENGINE」という同じようなイベントがありますので、こちらも行けたらと思っています。
最近は「若者の車離れ」なんて言われていますが若者たくさんいましたし、私自身RX-7に乗っていて街中で学生などによくガン見されます。窓を開けて走っていると「センブかっこぇぇ!」なんて声も。本当に若者が車離れしたのですかね?
私も「最近のホンダはぁ~」などと管を巻いていますが、こんなイベントを見せられてしまうと本田技研狂信者だった頃の血が蘇ってくるようです。
ではまた!
控えめに言って最高のイベント 鈴鹿サーキット「モータースポーツファン感謝デー」に行ってきました。 | |
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