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スターウォーズのBB-8を見て思う「人に寄り添えるロボットのデザイン」とは

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皆さん「スターウォーズ / フォースの覚醒」はご覧になりました?BB-8めちゃくちゃ可愛かったですよね。あんなにシンプルなのに下手な人間より感情豊かでしたよね。そこで今回は「人に寄り添う」ロボットのデザインについて考えてみたいと思います。

日本人が「感情を表現するロボット」を作ろうとするとこうなるよね

日本で有名な現実のロボットと言うとなんでしょう?わりと歴史があるのはホンダのASIMOですか。ASIMOも人に寄り添う事を最終的な目的として開発されていますが、現状では2足歩行の確立に重きをおいているように見えます。

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Pepper製品情報 ? ソフトバンク

去年一番有名だった日本のロボットといえば水道橋重工のクラタスソフトバンクのPepperではないでしょうか?色々な意味で話題を集めました。特に社長の孫氏のブチ切れと開発者の退社の話が話題になりました。かいつまんで説明するとトヨタより技術者を引き抜いてPepperの開発リーダーに据えるもPepperの出来を孫社長にブチ切れられて退職へといった流れです。

【衝撃】孫正義に詰められていたPepper開発リーダー林要さんがソフトバンクを退職 ? netgeek

個人的には(たぶん)開発費を大量に投入して(たぶん)高給でやとった技術者からアレが出てきたら経営者としてはキレるのもしょうがないのかなとも思いますが、しかしテレビの前でブチ切れてしまうほどご不満なPepperをしれっと「未来が来ました!」とアピール・販売してしまうところはさすが孫社長です。

そんなPepperですが、最近近所でデモをしているのを何回か見ました。感想はもう「キモい」「しょぼい」としか言いようがありません。決められたプログラム通りに「演技」しているようにしか見えないとか、コミュニケーションを取るために胸のタブレットをタップさせるとか、機能的なショボさはおいておいて、もうとにかくデザインが「キモい」です。こんなロボットと一緒に生活したいですか?夜にトイレに行く時に出くわしたらチビります。Pepperはいいところ「子供が最初の1時間ほど喜ぶ」くらいのもので、とても暮らしに溶け込めるロボットではありません。日本人がロボットをデザインする時に陥りやすいダメパターンの典型と言いますか、なんで無理に人に似せようとするのでしょうか?

超シンプルデザインで感情を豊かに表現する「BB-8」

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「スターウォーズ/フォースの覚醒」特報より

「スターウォーズ / フォースの覚醒」を見た人は皆思ったと思います。「BB-8可愛い過ぎワロタ」と。ボールにお椀が載ったような超シンプルなデザインです。シルエットだけなら子供でも容易に描けます。私が学生なら教科書の余白にパラパラ漫画を書くのは不回避でしょう。

あんなにシンプルなデザインなのに劇中で喜び怒り哀しみなどを豊かに表現します。落ち込んでいるシーンでは優しく抱きしめたくなるくらい愛らしいです。

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「スターウォーズ/フォースの覚醒」特報より

日本での成功ケース 往年の「AIBO」

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Entertainment Robot AIBO – SONY

日本での成功ケースと言えばやはり「AIBO」でしょうか?

死ぬなんて思ってなかった…AIBOの寿命問題が切ない – NAVERまとめ
AIBOにもお葬式を。千葉県で19匹の合同葬儀 ? GIZMODE
AIBO、君を死なせない – 東洋経済ONLINE

1999年発売のロボットですので、そう大したことないはずです。個人的にはAIBOのデザインも直球過ぎてひねりが足りないと思いますが、かつてこんなに愛されたロボットがいたでしょうか?はたしてPepperは寿命を迎える時に泣いてくれる人はいるのでしょうか?

まさにシンプルイズベスト!一緒に生活したいロボット「Jibo」

私が今まで見た中で飛び抜けてイケてると思ったロボットがこの「Jibo」です。

見た感じ可動部はたったの3軸です。なのに他のどのロボットよりも感情を豊かに表現します。最高にクールだと思います。単純にそこにいる人とコミュニケーションを取るだけではなく、遠隔地の人と複数人同士でやり取りをする時に話した人の方を向いたり(=カメラを向ける)といった機能も気が利いていると思います。
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下の写真の少女は「Jibo」と話をしている訳ではなく、「Jibo」を通して遠隔地にいるお兄さん(?)と話をしています。上のお母さんが話をしている時に少女が話し始めた事を感知して少女のほうへ振り向き、カメラとモニタを向けます。
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こんなロボットであれば、リビング・寝室・書斎にそれぞれ設置して「おはようJibo!今日の天気は?」みたいな定番のコミュニケーションから「ごはんよ~降りてらっしゃい!」みたいな家族間のコミュニケーションまで楽しく暮らしに溶け込んでいけるのではないでしょうか?

欲を言えば家の家電HUBやスマートフォンまでが一つのマスコットコンピュータで繋がって、どこにいても「Jibo!今から帰るからリビングの暖房をつけといて」とかスマホに話せるようにならないかなぁと単身者の寂しがりな私などは思ってしまいます。これはGoogleもしくはApple、Microsoftの仕事ですかね?

ちなみにJiboは日本への展開の動きもあるようで、楽しみです。

家庭用アシスタント・ロボット、Jiboが日本へも―電通V、KDDI他からアジア展開のために1100万ドルを調達 – TechCrunch

ではまた!

 

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