発売時にあれほど品薄品薄と騒がれたiPhone Xもあっという間に店頭にデモ機が並び、普通に在庫されるようになりましたね。流石Appleなのか、それとも単にブラフだったのか。。。在庫を恐れて十分な数を作らない日本のメーカーにも見習って欲しいものです。そんなiPhone Xですが、実機を見てみた最初の印象は「あれれ?」です。なんか小さくありません?本当に5.8インチあります?
私は6インチのXperia C5 Ultraをメインで使っていますので、それに比べれば5.8インチは確かに小さいのですが、わずか0.2インチとは思えない差を感じます。5.5インチのiPhone 8 Plusと比べてもあまり変わらない感じがします。
液晶モニタサイズの「インチ」は対角線の長さです。
この図を見ると一目瞭然で、実は対角線の長さは面積に比例しません。
iPhoneの液晶モニタのサイズは公表されていませんが、解像度とppi(画素密度)から逆算することができます。そこからiPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusの液晶モニタの面積を計算してみました。
画面サイズ(inch) | 解像度(pixel) | 画素密度(ppi) | サイズ(cm) | 面積(平方センチ) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone X | 5.8 | 2436 x 1125 | 458 | 13.510 x 6.238 | 84.275 | |
iPhone 8 | 5 | 1334 x 750 | 326 | 10.394 x 5.845 | 60.753 | |
iPhone 8 Plus | 5.5 | 1920 x 1080 | 401 | 12.164 x 6.840 | 83.202 |
このように5.8インチのiPhone Xは5.5インチのiPhone 8 Plusよりもほんのちょっと大きいだけです。しかもこの数値にはコーナーの丸みや上部の凹み部分が考慮されていません。
iPhone Xの5.8インチという液晶モニタのサイズは丸みを無視したサイズで記述されています。上の凹みも考慮すれば少なく見積もっても5%程度はあると思います。仮に5%で計算するとiPhone Xの液晶モニタの面積は80.061平方センチメートルとなり、なんと5.5インチのiPhone 8 Plusよりも小さくなってしまいます。実はiPhone Xの液晶は大きくはないのです。
話題のスマホですのでiPhone Xをスケープゴートにしてしまいましたが、もちろんこれはiPhone Xだけの話ではありません。超縦長液晶のGalaxy Note8などはスペック上は6.3インチもありますが、実物を見ると「あれ?」と思うくらい小さく感じます。最近は縦長の液晶が流行ってきていますので液晶モニタのサイズのインチの表記は実際の大きさとの乖離に注意が必要です。
端末の横幅を広げると持ちやすさに影響してしまいますが、縦長の液晶モニタは無駄になる場面も多いですし難しいところですね。iPhone Xは以前の記事で説明したように全然狭額ではないので、まずは左右のベゼルを薄くするところを頑張って欲しいところです。
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ではまた!
Source : Apple
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