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イベント・旅

2017岡山国際サーキット ファン感謝デー&SUPER GT公式テストで説明するおすすめ撮影ポイント

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今年も行ってきました。岡山国際サーキットのファン感謝デー&SUPER GT公式テスト。イベント内容は変わり映えしないというか、実際のところほぼ「SUPER GT公式テスト」ですので、イベント内容や駐車場・渋滞事情は過去の記事をみてもらう事にして、今回は少し趣向を変えて、岡山国際サーキットの撮影ポイントを紹介したいと思います。

駐車場や渋滞、混雑などのイベント内容については以下の記事を参考にしてください。

2016岡山国際サーキットファン感謝デー&SUPER GT 公式テストに行ってきました。
2015岡山国際サーキットファン感謝デー&SUPER GT 公式テストに行ってきました。

フェンス越しでもフェンスに密着できればフェンスが写らないように撮ることが出来るわけですが、岡山国際サーキットはエスケープエリアが狭いこともあってフェンスに接近できないようになっている箇所がほとんどです。今回はそんな中で「フェンスに密着できる、もしくはフェンスをクリアできる」「競争率が低い」「かっこよく撮れる」などの観点で個人的によく利用するおすすめの撮影ポイントを必要な望遠の焦点距離などと共に紹介します。

ヘアピン立ち上がり

ヘアピンコーナーの出口アウト側は小高い丘になっています。青のラインがフェンスですが、ここはフェンスに密着できる上にマシンまでの距離が近く撮影可能な人数が多いです。すぐ後ろにトイレがあるのも高ポイントです。ヘアピンに進入してくるマシンもはっきり見えますので、お目当てのマシンに備えることも簡単にできます。

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スペースが一杯になったように見えても望遠の狭い画角で斜めに撮影しますので、前に入ったら邪魔になるかな?という位置でも大丈夫なことが多いです。後ろの人に「ここ写り込みます?」と一声掛けて位置を調整すれば良いと思います。私が撮影していた時に女性(だけど一眼+大砲レンズでした)が遠慮がちにフェンスから離れた位置で撮影しようとしていたので「前大丈夫ですよ。写り込むようなら言いますのでどうぞ」と入れて上げました。もちろん女性だからではありませんよ?人が多い場所での撮影は殺伐としがちですが声を掛け合えばお互い気持ちよく撮影できます。

上の写真に写っているように脚立でフェンスの上から狙うこともできますが、フェンス越しでもフェンスの網目を望遠の狭い画角で狙うように写せば問題ありませんので、そこまでする必要もないかなと思います。逆に上から俯瞰で撮ることになるので絵的に面白みがなくなるのではと。

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位置的には俯瞰になりますが、ヘアピンの脱出はかなりきつい上り坂ですので、狙い方によってはかなりローアングルから撮ったような写真になります。また距離的にも近く、35mmフルサイズでも300mm(APS-Cは200mm)で充分に大きく撮れます。上の写真は340mm(以下断りのない場合は35mmフルサイズの焦点距離)でノートリミングです。300mmでも少しトリミングすれば充分です。

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ヘアピンのクリップ付近でアップを狙うならば400mm以上(APS-Cは300mm弱)は欲しいところですが、私は少し広角で撮って好きなアングルにトリミングしますので、そこまで望遠に拘らなくても良いかなと思います。上の写真は400mmでノートリミングです。ニスモの赤は鮮やかで映えますね。

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ヘアピンの立ち上がりに限りませんが、岡山国際サーキットの撮影ポイントの多くは午前中に逆光になってしまいます。1コーナーの方角から最終コーナーの方角へ写すポイントでは上の写真のようにボンネットと屋根の反射がきつく白飛びしてしまいます。この写真もLithtroomでかなり調整して抑えていますが、抑えきれていないのが分かると思います。もし撮影される方で午前と午後とどちらかのみと考えている場合は午後が良いでしょう。ちなみに400mmノートリミングです。

ヘアピン立ち上がり~リボルバーコーナー

上の撮影ポイントのすぐ先ですがここは少し特殊で、斜面に設けられているフェンスに張り付いて撮影することになります。非常に急な斜面で下は土ですので「転んだ場合は自分の生命よりも、高価なカメラやレンズを優先する」と自分に言い聞かせてから行きます(笑)実際危険ですのでそのうち立入禁止になりそうな気もします。

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収容人数も比較的少なくて走行前になると早々に一杯になってしまうのですが、慌てる必要はありません。足場の悪い急な坂ですので長時間はきついですし、公式テストデーのように1セッション2時間も走行するような場合にはみんな移動しながら撮影しますので、後ろで待っていればすぐに順番が廻ってきます。待っている間も望遠の狭い画角ですので前の人の間から狙うことが充分に可能です。

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ここはヘアピンから急な坂を駆け上がってくるマシンを更にローアングルから狙うことができます。マシンを見上げるような迫力のある写真が撮れるので大人気の撮影ポイントです。できるだけ下の方に陣取りたいところです。上の写真は400mmでノートリミングです。ARTAの蛍光オレンジも鮮やかで写真写り良いですね。このマシンはAFセンサーも捉えやすいのかピントが合いやすい気がします。

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焦点距離的にはヘアピンのクリップ付近は少し遠くなりますが、そもそもマシンがすぐ脇に向かって走って来ますので最接近ポイントは更に近くなります。上の写真は312mm(APS-Cは208mm)でノートリミングです。更に接近した箇所であれば200mm程度でもドアップを狙えますが、見かけ上の速度がかなり速くなりますし、フェンスに対しても射線の角度が急になるのでやはり最低でも300mm以上はあったほうが良いでしょう。

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ここもやはり午前中は逆光となってボンネットや屋根が反射で白飛びしてしまいます。午後でも結構反射がきついので、ちょっと曇りくらいの方が撮りやすいですね。あぁガルフカラーカッコいい!

リボルバーコーナー~パイパーコーナー

ヘアピンの次のコーナー(リボルバーコーナー)から更に次のコーナー(パイパーコーナー)の間の短いストレートに観客席があります。ここは上から俯瞰での撮影になりますが、障害物もなく広いのでポイントの取り合いにもなりにくい、初心者向けの撮影ポイントだと思います。観客席ですので疲れたらそのまま座り込めます。

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他の撮影ポイントと違って午前中に順光になるというのが特筆すべきところです。

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最接近時は158mm(APS-Cは105mm)でもこの大きさで撮れます。200mmちょいあればドアップですね。この写真はちょっと小さめですが少しトリミングしてやれば、

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こんな感じになります。車の写真は少し傾けると大体それっぽい感じになります(笑)無限カラーにMOTULのロゴは胸熱。旧来のモータースポーツファンとしては「やっぱ無限はすげーな」と言わせてくれることを期待しています。

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リボルバーの立ち上がりでは前から浅い角度で狙えます。ただし浅い角度からある程度の大きさに撮るためには400mmは欲しいところです。と言いながら上の写真は280mmで撮った写真を4分の1くらいのサイズにトリミングしています。

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パイパーの進入では後ろ目のショットが狙えます。私の立ち位置(観客席の左端)からパイパーは距離が近いのでクリップ付近のマシンは200mm(APS-Cは133mm)あればドアップで撮れます。

ここは写真的にはあまり面白みがないと思うのですが、マシンと撮影者の距離が大きく変わらずに目の前を横切りますので流し撮りの練習に良いと思います。

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ひとつ注意点は、ここは短いストレートの真ん中に2コーナーからのショートカットがあるのですが、その位置で撮ると上の写真のようにどこ走ってるのかわからない写真になります。できるだけ赤白のゼブラと絡めて撮るようにするとサーキット感が出るのでおすすめです。

ちなみに自分で走っていた時はこのリボルバーが一番嫌いでした。ヘアピンから立ち上がって3速にシフトアップした直後にそのまま進入するので低い回転数で車の姿勢が作りにくく、緩慢に惰性でなんとなく曲がっていました。逆にパイパーは一番好きでした。市販チューニングカーだと3速でほとんど減速しないで進入しますが立ち上がりに向けて加速していくと滑らかにリアが出ていき、それを全開のまま弱~ゼロカウンターで立ち上がれます。凄く楽しいコーナーです。アウト側にエスケープがないので「もしコントロールを失ったら」と思うとゾッとしますが、速度が乗るコーナーの割になぜかここはあまりクラッシュはありません。立ち上がりのアウト側にトイレがあるので「便所裏(コーナー)」と呼ばれていました。「便所裏めちゃしびれるよな~」みたいな(笑)

その他

岡山国際サーキットで撮影する場合、俯瞰で高いところからで良ければ1コーナー外側のスタンドからが一番お手軽でしょう。座る場所もありAPS-Cであれば300mmもあればドアップで撮れます。売店などもメインスタンド裏に設置されるので比較的近いです。ただし昼のパドックウォーク前後はメインストレートを跨ぐダンロップブリッジが激混みで渡るために長い列が形成されます。

ダブルヘアピンから最終コーナーにかけてはフェンスの外側に1m弱の立入禁止エリアが設けられているため、フェンスに密着する事ができません。

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適当に撮ると上の写真のようにフェンスがモヤっと写り込みます。

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しかし条件によっては写り込みにくい事もありますし、マイクナイトなどはアングル的にカッコいい写真が撮れます。なんと言っても午前中に順光になりますので今後は試行錯誤してみたいと思っています。

オープンピット

オープンピットは長蛇の列ができますが、私は例年通り列には並びません。このあたりは過去記事を参考にしてください。

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取りあえずスリックタイヤの撮っておけばサーキット感出ると思ってるマン

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最近のスーパーGTのパドックではこのように外したボンネットを立てておけば、機密であるエンジンルームは隠せるし、スポンサーロゴは露出できるしで一石二鳥!と言う感じですが、同じような写真ばかりになるので、こちらは頭が痛いところです。そりゃ腕の見せ所なのでしょうが。腕があれば。

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みんな大好きグッドスマイルレーシングはいつもミックミクです。ピット前は大盛況で最も接近が困難なピットの一つです。特に谷口選手が出て来るとサインを求める人が溜まってしまうので接近はほぼ不可能になります。

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ARTAも人気です。土屋エグゼクティブアドバイザー(監督のこと?)は、いつも長い時間ファンサービスしていて流石だなと思います。オートバックスって「あぁミニバンで香水買いに行くところだろ?」とか思ってしまいますが、サーキットでロゴ見るとかっこよく見えるから現金なものです。

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復活した無限チームは立派なピットを構えていました。元本田狂信者としては非常に胸熱なのですが、ピットの前は閑散としていました。。。昔はサーキットへ行くと無限カラーのブルゾンを着た人で一杯でしたが、今はニスモのブルゾンは見ても無限のブルゾンは見ません。昔は誰が何と言っても無限(と本田技研)が色々な意味でサーキットの支配者だったのですが。鈴鹿サーキットのファン感謝デーで本田熱上がっているので応援したいところです。

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アウディーは例年通りクルマ磨きに余念がありません。この余裕見習いたい。

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エヴァンゲリオン・メルセデスも「今頃車をいじくり回すとかwww」という感じでジャッキアップすらせずに放置です(笑)ファンに見えやすいように前に出しておいてくれていました。この紫も良い色ですよね。

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マシンの前でプレスの腕章付けたオッサンがずっと立ち話していてイラッときました。自分もカメラマンなら邪魔なのわかるだろと。嫌味のつもりで目の前でシャッター切ったらよくわからないけどなんか良い感じになったのでペタリ。

あとがき

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「ファン感謝デー」と銘打っていますが入場料は2,200円取られます。しかも去年より200円値上げされています。駐車料金も去年は1,000円だったのが1,500円に値上げです。だからなのかどうなのかはわかりませんが、今年は出かけやすい3連休だったのにも関わらず、観客は減ったように思えました。個人的には直前に行った鈴鹿サーキットのファン感謝デーがイベント盛りだくさんにも関わらず、駐車料金1,000円のみで入場無料でしたので余計に割高に感じましたが、田舎なので人が集まらなくてサーキットの運営も大変なのでしょう。

しかし単純にSUPER GTの公式テストをパドックオープンも含めて2,200円の入場料(+駐車料金1,500円)で見られると思えば決して悪くはありません。公式テストですので基本的に開幕直前のカラーリングされた状態のニューマシンの走行をガッツリ見ることができますので、文句言いながらまた来年も行くでしょう(笑)

ちなみに前売り券がローソンチケットで前日まで購入できますが、僅か200円安いだけなのに108円の発券手数料がかかるので92円しか安くなりません。駐車場の前売り券もあって、こちらはなぜか500円安く、発券手数料もかかりませんでしたので、駐車場の前売り券だけ購入しました。

ではまた!

控えめに言って最高のイベント 鈴鹿サーキット「モータースポーツファン感謝デー」に行ってきました。