スポンサーリンク
Amazon Amazon整備済み品は、正常に機能し新品同様に見えるよう、Amazon認定出品者により整備された再生品です。
レビュー

ここらではっきりさせましょうか!Essential Phone PH-1 vs iPhone 8 vs Xperia XZ1 カメラ実写対決!

本サイトでは広告から収益を得ることがあります。

201806_01_000

前回、Essential Phone PH-1のカメラで撮った写真を数点アップして、世間で言われているようなことはなく、Essential Phoneのカメラは綺麗に撮れますよ。という事を紹介しましたが、「綺麗に」と言うのは常に相対的な評価です。私も実際のところ他機種と比べてどうなのか?というところに興味がありましたので、友人のiPhone 8やXperia XZ1とカメラ対決をしてみました。そろそろ白黒つけましょうか!

晴天下の風景写真

まずは一般的な距離感の風景写真からです。ちなみに中国地区最高峰の大山の頂上です。上から順番にEssential Phone PH-1、Apple iPhone 8、Sony Xperia XZ1です。

essential2

iphone2

xperia2

ぱっと見の感じではXperiaがちょっと色を盛っている感じで、iPhoneは少し淡泊に見えます。Essential Phoneの一番バランス良いような?Xperiaが派手めで目を引きやすいような?

一部を等倍に切り出してみます。

essential2_2_

iphone2_2_

xperia2_2_

手前の看板部分の解像度にはあまり有意な差を感じませんでしたので、背景の草木の解像感に注目してみます。

Xperiaはベタっと塗りつぶされたような感じで解像感は低いですね。画像の彩度やシャープネスを無理に引き上げる加工をするとこんな感じになりやすいです。私が前に使っていたローミドルクラスのXperia C5 Ultraでも同じ傾向でした。その時は安価なモデルだからかと思っていましたが、Sonyの画像処理に共通な傾向なのかもしれません。

Essential PhoneとiPhoneはさほど差はないと思いますが、iPhoneの方が解像感が高くて立体感があるように思います。

手前の看板にピントをあわせていますので、ボケの具合かな?とも思いましたが、他の写真でも同様の傾向でした。ただ、等倍に拡大したりしなければ3機種ともにとても綺麗に撮れていると思います。

常識的な明るさの屋内

次はそれほど暗くはない屋内での写真です。ちなみに大山からヘロヘロになって下山後に麓でお茶をしているところです。室内は暗いとは感じない程度ですが、晴天の屋外に比べると屋内というのは1/100くらいの明るさです。あまり暗く感じないのは人間の脳が補正しているからです。実は屋内というのは暗くないと感じてもカメラには厳しい環境であることが多いのです。

essential3

iphone3

xperia3

Essential Phoneが少し暗めに写っていますが、このように画角内で明度差が激しいとちょっとしたことで明るく写ったり暗く写ったりするのはデジタルカメラの測光ではよくあることです。が、この3枚だけで言えばEssential Phoneが一番ちゃんと測光できていると思います。iPhoneとXperiaは無理に明るく写そうとして白飛び気味です。左後ろに写っているコップを見てもらえばよく分かると思います。ただ、カメラだけに注目した場合はiPhoneとXperiaの方が綺麗に写っているように思えますね。

解像感を見るためにピントが合っている部分を等倍で切り出してみました。ピント面をタップするのを忘れたのか、ピントを合わせる位置がタップした場所とずれているのかXperiaのみピントが合う位置が異なっています。

essential3_2

iphone3_2

xperia3_2

iPhoneとXperiaは明るく写っていますので、落ち着いた感じのEssential Phoneの写真が綺麗に見えますが、解像感は3機種ともに非常に高く、互角に見えます。

それぞれのEXIFを確認すると、上から順番に「F1.8 SS1/30 ISO232」「F1.8 SS1/7 ISO80」「F2 SS1/50 ISO800」になっています。iPhoneは光学式手ぶれ補正が付いているからかシャッター速度は1/7秒まで下げられて、その分ISO感度も低くなっています。

このあたりの数値をどう見るかは人それぞれだと思いますが、iPhoneのシャッター速度1/7は少し攻めすぎで、逆に手ぶれの危険性が高いのではと思います。Xperiaは光学式手ぶれ補正を搭載していない分、手ぶれの危険を冒さずに1/50秒までシャッター速度を早めていますが、その代償としてISO感度が800まで上がっています。少しノイズで立体感が死んでいる感じはしますね。

暗い室内での暗所性能

次はよくEssential Phoneのカメラを語るときに駄目だと言われる暗所での画質です。大山から帰ってきた夕方の自室で、ブラインドを閉めて撮っています。真っ暗ではありませんが、肉眼でも暗いと感じるくらいです。

essential4

iphone4

xperia4

Xperiaが明るく写っていて、ぱっと見では綺麗に感じますね。コントラストが高くシャープに見えます。Essential PhoneとiPhoneはあまり差はないように見えますが、iPhoneのほうが少しシャープに見えなくもないです。

これも等倍に拡大して見てみましょう。

essential4_2

iphone4_2

xperia4_2

拡大するとEssential PhoneとXperiaはあまり差がないように感じます。少しEssential Phoneの方がモヤっとしているかな?手ぶれしているのかな?

今度はiPhoneがシャープネスを掛け過ぎてガサっとした感じになってしまっています。確かに解像感は高いのですが。個人的にはEssential Phoneが一番バランスが良いような気がしますが、どれが良いかは個人の好みによるかなと思います。

まとめ

意外にもセンサーとレンズに定評のあるXperiaが少し苦戦気味な感じでしょうか?iPhoneは綺麗だけどもそもそもソニーのセンサーを搭載しているはずなので、Xperiaの方が上じゃない?と思っていたので意外でした。確かにiPhoneのカメラは高精細で綺麗です。ちょっと「シャープネス」の加工感が強い気もしますが。

しかし、今回の比較でも環境や撮り方でも優劣は変わっていますし、なかなかちゃんと条件を揃えて比較するのは難しいものです。

今回の結果は見る人によって捉え方が違うかもしれませんが、確実に言えるのは、3機種ともに十分に綺麗であるという事です。確かにハイエンドクラスのスマホであれば画質的には安価なコンデジが駆逐されるのは当然の流れでしょう(ただし「ズームしなければ」ですが)

そして「Essential Phone PH-1のカメラの性能はiPhoneやXperiaなどのハイエンド機と比較しても見劣りしない」ということがわかって頂けたと思います。

ではまた!

Essential Phone PH−1レビュー「あの悪い評判は本当か?」
Raspberry PiにSambaをセットアップ!NASは実用レベルで使えるか?