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500MBまで無料の「0 SIM」が届いたので速度計測しました。

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申し込んでいたSo-netの「0 SIM」が届いたので使い勝手や速度計測の結果をレビューしたいと思います。


1/26に発表されて「500MBまで無料で利用できるSIM」として注目されたSo-netの「0 SIM」ですが、そんな甘い話には裏があるもので、よく使用するであろう1GB以上では割高なSIMであることを前回解説しました。

201602_05_910 あの「500MBまで無料」のSIMが手に入る!So-net「0 SIM」(ゼロシム)はお得か?!

とはいえ、500MBまでは無料(初期費用の3,000円は掛かります)であるのは確かですのでFREETELのような従量制のSIMの補助としては有用だと思います。「3ヶ月無通信で自動解約」だけなければ取り敢えずサブのタブレットに挿しておくとか色々使いみちも広がると思うのですが、、、

通常1週間で届くとの事ですが、現在は発売したてですので多少遅延しているようです。私の場合は発売翌日に申し込んで10日で届きました。クロネコのメール便で届きましたが、中身はこれだけです。なんか同人ソフトでも買ったのかと思いました(笑)
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開けてみると、両面で2ページの説明書が1枚とSIM。SIMも、その台紙も真っ白で物凄い淡白です。
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専用封筒で結構なページ数のカラー印刷の手引書が付いてきたmineoとは対局的ですが、でもまぁ、これで良いんです!格安SIMなんだから、いらんところにコスト掛ける必要はないのです。

使い物にならない通信量の確認システム

使ってみると色々とアレなところがあります。まず0 SIMを使う上で一番のキモとなる通信量ですが、0 SIMはサイトで確認することになります。入口がわかりにくいのでアドレスを貼っておきます。
ユーザーWebログイン – 0 SIM

SIMが届いて設定したら、早速ログインして通信量を確認してみようとすると下のような画面でどこからも確認できません。
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どこから通信量を確認すれば良いのか探しまくって物凄くイライラしましたが、SIMで実際に通信すると翌日(私の場合は24時間後くらいに見ると)メニューが増えていました。上のページにちょっと注意書きしておいてくれれば良いのに、、、
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ともあれこの「ご利用状況の確認」から通信量(データ使用量)を確認することができます。
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ところが、このデータ使用量、反映されるのにタイムラグがあります。しかも私が試した範囲では30分で反映されたり数時間反映されなかったりです。mineoは専用アプリにほぼリアルタイムで反映されるのですが、、、

データ使用量が400MBを超えるとメールが来ます。
SnapCrab_受信トレイ - kuwabara@powered-by-benjamincom - Mozilla Thunderbird_2016-2-11_11-15-41_No-00
翌日の朝にな!!!!!(笑)

So-netのシステムは使い物にならないのでOSの記録や別途通信量記録アプリを使うしか無いわけですが、一つ問題があります。私はXPERIA C5 UltraのDual SIMスロットの片側に入れて切り替えながら使おうと思うのですが、それだとOSの記録ではSIM毎の通信量は管理できませんし、アプリもそれらしいものは見つかりませんでした。メインのmineoは専用アプリで簡単に通信量を確認できますので、それを引き算しながら見るしか無いでしょう。
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So-netはSONYの子会社なのですが、SONYの看板背負ってこの利便性で良いのでしょうか、、、まさか500MB以上使わせる為にワザとじゃないですよね?

「0 SIM」の通信速度実測値

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早速ですが平日(火曜日)の通信速度を計測してみました。
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下り速度をグラフにしてみました。
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ランチタイムの速度低下は「格安SIM」ですのでしょうがないのですが、1Mbpsを下回らずに踏ん張っているのは優秀です。1Mbps以上出ていればTwitterなどのSNS程度であれば「多少遅いかな?」くらいで問題なく使用できます。「格安SIM」としては優秀な方だと思います。

気になるのは夕方以降で、帰宅時間帯が多少速度低下するのは当然なのですが、その後深夜までずっとパッとしない速度が続きます。交通渋滞と一緒で帰宅ラッシュが落ち着き出す20時くらいから速度が回復していくのが普通なのですが。

まぁしかし全域において支障が出だす1Mbpsを切ることはないので、まずまず合格だと思います。

その他注意点

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データ通信SIMにSMSを追加したり、通話SIMに切り替えたり、その逆もできません。一度解約して3,000円の初期費用を払って再契約が必要です。切り替えできるとしても手数料が同じくらい掛かる事が多いのでそれはそれで良いのですが、一つ問題があります。

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0 SIMは一人1契約のみという制限がありますので、月末に解約されるまで新たに契約できません。すぐにSMSを追加したり、通話SIMに切り替えたりすることはできないことになります。ま、家族の名義とかで契約すれば良いのですけどね。

まとめ

話題の「0 SIM」ですが、とにかく使いにくい。使い所が難しいです。価格的メリットは

1. 500MBまで無料(初期費用3,000円だけで使える)
2. 1GBまでは他の格安SIMよりも安い

の2点です。「500MBまで無料=500MB以上になるとお金がかかる」と500MBまでで使うことに命を掛けそうになりますが、500MBを超えても100MBあたり100円単位での課金ですので、そこまで神経質になる必要はないと思います。500MBを狙って使ってちょっとオーバーしても600MBを100円で使った事になるだけです。ただ1GB以上は使えば使うだけ損な状態になります。

そんな「0 SIM」の使い所ですが、データ通信用SIMを購入してFREETELのような完全従量制プランの容量的な補助として使うのが1つです。FREETELは1GBまでが499円、3GBまでは900円ですので、「いつも1GBちょい」みたいな人は500円を節約することができます。

2つ目の使い方は私が使っているmineoのように「ランチタイムの速度だけ改善されれば最高なのに」な場合に、速度的な補助として使う事です。私はこちらで使用してみようと思います。

あとこれは0 SIMと直接関係なく、まだ未確認なのですが、どうもXPERIA C5 Ultraではデータ通信専用SIMは使えない不具合(?)がありそうです。以前Twitterで聞いていたのですが、私もこの0 SIMのデータ通信専用SIMで同様の現象となりました。現在SMS付きのSIMを手配しています。

ではまた!

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