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PDに対応してるけど、、、ZenBook Sのバッテリー駆動時間や充電事情など電源関連をレビュー

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今回はZenBooK SのPDの対応状況やバッテリー駆動時間、ZenBook Sならでは便利なツールなど、電源周りについてレビューしたいと思います。

PDだけど非純正の充電器での充電は非常にきびしい

ZenBook SはPD(Power Delivery)に対応していてUSB Type-Cでの急速充電に対応しています。最初は汎用のPD対応充電器やモバイルバッテリーで充電ができると喜んでいたのですが、残念ながらかなりハードルが高いのが実情です。

ZenBook Sに付属の純正充電器は65Wという大電力のPDに対応しています。しかし逆にこれが足枷となってしまいます。なぜかと言えば、65WのPD出力に対応している非純正の充電器やモバイルバッテリーが現状ではほとんどないからです。45Wや30Wの電力でもゆるゆると充電してくれれば良いのですが、ZenBookはあくまでも20V × 3.25A = 65Wを要求してきます。

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このあたりの、ノートPCをPDで充電するための条件などについてはこちらの投稿で解説しています。

意外ときびしいノートPCのPD(Power Delivery)充電の条件

いまのところはコンセントから充電する時は純正充電器で。モバイルバッテリーから充電したい場合は、下記のような65W以上を出力可能なコンセントに対応した大型のモバイルバッテリーに、純正充電器を接続して使用するのが現実的な選択肢となるでしょう。

PDであることの意味ないですよね。。。しかし、これらは65W以上のPDに対応した充電器やモバイルバッテリーが出回れば済む話です。急いで!

充電時間は一般的な速度

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PDだからといって従来の専用ACアダプターのノートPCよりも速い速度で充電できるわけではありません。充電速度は供給される電力(W)で決まりますので、同じ65Wであれば従来のACアダプターでもPDでも違いはありません。

スマホの場合は従来は数Wで充電していたのが、PDによって大電力での充電に対応したというだけの話ですので、その感覚でノートPCの充電速度も激速になるのでは?と思っていると肩透かしを食らうことになります。

実際の充電時間の記録です。

バッテリー残量(%) 累積経過時間(分) 経過時間(分)
2.2
0
0
10
6
6
20
14
8
30
22
8
40
29
7
50
37
8
60
44
7
70
55
11
80
67
12
90
81
14
100
149
39

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バッテリーが3%を切ったくらいで電力不足で強制シャットダウンします。そこから100%までの充電時間は2時間29分でした。ある程度までは高速に充電して最後はゆっくりと満充電を目指すのもリチウムイオンバッテリー搭載の機器であればPD対応でなくても同じ挙動です。90%から極端に充電スピードが落ちますが、60%までは45分、90%までであれば1時間20分ほどで充電されます。60%くらいまでは大体7~8分で10%と考えれば良いでしょう。

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Windowsが表示する充電時間は2時間14分ですので結構正確ですね。

公称値には届かないが十分なバッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間の計測は、Youtubeを流しっぱなしにして満充電から電力不足で強制シャットダウンするまでの時間を計測しました。ディスプレイの明るさは50%でもちろんつけっぱなしです。音量は30%としています。これは通常使用するくらいの設定です。

結果はちょうど10時間くらいでした。公称値の14.7時間には及びませんが、ノートPCのバッテリー駆動時間を計測する規格である「JEITAバッテリー動作時間測定法」はWi-Fiを切った状態でローカルのストレージに保存された動画の再生時間と、同じくWi-Fi OFFでのアイドリングでの駆動時間の平均値ですので、実使用よりも相当良い値が出ます。今回のテストはYoutubeの動画ですので常時Wi-Fiで通信しながらの動画再生ですので、逆に公称値の14.7時間が短いとさえ感じます。通信量が格段に少ないネットサーフィンならばもっと長い駆動時間が期待できます。

CPUが省電力重視のYシリーズではなくパフォーマンス重視のUシリーズであることや、この軽量薄型ボディに、このハイパフォーマンスでこれだけのバッテリー駆動時間を確保していることは称賛に値するでしょう。

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ちなみにバッテリー容量は50Whです。新型MacBook Airが50.3Whですので同じですね。

充電ケーブル挿しっぱなしでOK!これは良いぞマックスライフモード

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地味ですが、個人的には非常に良いと思ったのが、この「ASUS Battery Health Charging」という付属のアプリです。ノートPCの大きな悩みどころの一つはバッテリーの劣化です。リチウムイオンバッテリーは満充電の状態を保つのは寿命を縮めるのはよく知られています。私はノートパソコンをほとんどの時間屋内で使用するのですが、いままではバッテリー残量に注意してなるべく20~80%くらいの間で使うように頻繁に電源ケーブルを抜き差ししていました。しかし、このBattery Health Chargingでは60%や80%など設定値以上に充電しないように設定することができます。

バッテリーのメモリー効果を心配する人もいるかもしれませんが、リチウムイオンバッテリーにはメモリー効果というのはありません。実際に倉庫で保管されている製品なども60%くらいのバッテリー残量になっています。

これで電源ケーブルを挿しっぱなしにできますね!これは便利!

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